フレディvsジェイソン

 何故この映画がテレビ東京でやることになったのか一向に不明だが、(金曜ロードショーでやりそうなものだけど、あっちは今スターウォーズ祭りだからね)別々の映画の主人公が同じ映画に競演するという話は、ファンにとってはほのかな不安材料を帯びた作品となる。
 例として言えば、もちろん『エイリアンvsプレデタ―』
 正面きっての取っ組み合いはコスプレ物のプロレス試合そのものだったし、結局最終的に勝利したのは地球人の女。しかも私がやってほしくないなあと思っていた戦い方をやってしまっていた。プレデタ―がエイリアンの尻尾つかんで振り回すという…
 あれはダメでしょあれは!!あれで『エイリアンってのは肉弾戦では勝てない』『溶けた鉄とか宇宙船の亀裂から真空状態の宇宙に吸い出されるようなイレギュラーな想定でしか勝てない』っていう鉄則みたいなものが崩れて親近感丸出しになってしまったじゃないですか。
尻尾つかんだら振り回せるんだぜエイリアンって、みたいな。あ、そうなんだ〜知らなかった。じゃ、もし宇宙で遭遇したときはやってみよっかな、みたいな!
 そういう過去の例を踏まえつつ、微かな期待を抱えて見た昨日のフレディvsジェイソン
ストーリーとしては、フレディがジェイソンを使って再び人間に恐怖を味わわせようとしたが、ジェイソンはもちろんフレディの言うことなど聞くはずも無く、暴走。ま、2人を競演させるには、こういう設定が最も相応しいと思われます。しかし、そんなこと想定内だったはずだぞフレディ。ジェイソンが人の言いなりになんかなるわけ無いじゃん。そいで最終的に両者一騎打ちとなり、ジェイソンはぐちゃぐちゃに叩かれて湖に沈み、フレディはつけまわした胸のデカイ美少女に首を落とされて終わってハッピーエンド(にしては、人が死にすぎたが)…だがしかし、そんなんじゃ、この2人の怪物が倒されるはずは無い!2人とも復活してきたところで次回へ続く…終了。
これもやっぱりそうだった。
一番強いのは人間の女です。そして、
火山高並の取っ組み合い
しかし、エイリアンvsプレデタ―とは異なった点が一つ。
怪我して弱々しく逃げるボーイフレンドに対し、「あいつが倒れるところを見るまでは逃げない!」とヒロイン断言。おいおい。おまけにジェイソンの武器でゴルフのショットよろしくフレディの頭をかっ飛ばす。かっ飛ばした後の彼女の顔つき、サイコ―です。オッパイ大きくたって私だってやるときゃやるのよ、ってガン飛ばしてます。強いぞ、ヒロイン!素晴らしすぎて、エイリアンvsプレデタ―の時に感じてた不安がどっか行っちゃいましたよ。取っ組み合いだろうが何だろうが、何かもう、どーでもいーや。
内容的にはドキドキするのではなく、あらゆる場面にツッコミを入れつつ見るのが正しい見方かもしれません。グロくはまったくありません。血が、いかにもという感じのニセモノってすぐに分かりますから〜。映画館で画面にポップコーンとかゴミとか投げつけながら見てみたい映画でした。
しかし、分からなくなってきました。ホラーとは最近ではジャパニーズホラーのようなジットリ陰湿系を指す、というような話をどこかで読んだのですが、じゃあこういう映画は何て言えばいいんでしょうか。
スプラッタ?絶叫系?
あ、きっとスプラッタホラーコメディだ。
さて、本日はスターウォーズですが、エピソード2は私は見てません。だから今夜が楽しみで楽しみで仕方ないのです。特にヨーダが・・・・さあ、早く8時にならないかな♪