ドラマに影響されるということ

ドラマに影響されることってどういうことでしょうかね。
タイガーアンドドラゴンを見て、落語聞きに行っちゃったり。
キムタクドラマ見て、思わずサーキット見に行っちゃったり。
主人公と同じ服装してみたり。
同じ言動が流行ったり。
原作買って読んでみたり。
これってまだ良いですよね。フツーに流行りに乗る、ごくごくフツーの人の行為の範疇に入るはず。

ところで、ビバリーヒルズ高校白書って覚えてます?高校白書から青春白書まで、すんごい長いスパンでやってた(アメリカドラマの特徴。視聴率あれば、どんだけ長い間でもやってられる。x-ファイルが良い例)ドラマ。
unamoの知り合いに、あの中のキャラクターの1人の大ファンだった子がいます。ジェニー・ガース演じるケリーが大好きで大好きで、同じ髪型から真似始め、服装から言動までそっくりになってゆき、ついには青春白書で就職する同じ職業(病院の受付業務だったっけ?)に付いて、とにかく彼女はケリーが全てだったのですが…
ビバヒルが終了したとたん、人生の方向性を失ってしまうのは明白。

頑張って同じブランドを買っても、ドラマと同じ職についても、所詮ドラマはドラマですから。ドラマの中ではどんな苦境に陥っても製作者側の意図一つでハッピーになれますが、現実は違います。ドラマを真似したからといっても、ドラマの人物にはなれません。
突然人生が空しくなってしまったのも、今までの人生が空しいものに思えるようになってしまったのも当然。最悪だったのが、影響されたドラマが、一シーズンの短期物ではなく、人生の若い時間を全て覆い尽くすくらい長い間やっていたドラマだったということ。

彼女は突然、周囲に対して不満を漏らし始めました。本当はこんな職業に付きたくなかったとか、給料が安くて何も出来ないとか、仕事は忙しすぎるし良いことなんか何も無いとか、自分が今こんなに不幸なのは、全て周りのせいだとか。

あれ?ビバヒルってずいぶん前に終わったよね?って思った人。はい、そうです。
彼女は今でも引きずっているのです。
こんな話題になったのは、休みの間ちょっと嫌なことがあったから。
ふう〜(フォーではない)・・・・

ああ〜、気分転換に映画でも見たいけれど、これから1週間缶詰になる仕事が待ってるので(ここ一年間で最大の山場!)無理。9月になったら思いっきり映画見てやる!!!!!