劇団四季 オペラ座の怪人を見に行く

半年前に取ったチケットは財布の中で、もうヨレヨレ。
で、やっとそれを使う日が来た。行ったのは昨日だけど…。
汐留・電通『海』はまるで宝塚のよう。つまり、観客は女ばっかり。それと銀座のおねーちゃんにせがまれてチケット取ったような、怪しげな職業に付いてそうなゴルチエ着ているオッサンとか。
席は2階の前から2番目の席、舞台から見て左側、入り口から数えて10席目くらいの場所。おお〜、すごく良く舞台が見える。ここって良い席だ!
劇団四季は何がすごいって、まず舞台や衣装のお金のかけ方が他の劇団とは桁違いという部分だ。それに何といっても役者が、隙(すき)というかボロが全く出ないこと。
ストーリー自体は映画と全く変わらなかった。映画と舞台の演出家が一緒だから、それは当たり前か。言うなれば、舞台にもっとリアリティと豪華さを付け加えたいなあという夢を実現させたのが映画だから、映画はもっと派手でストーリーも分かりやすい。舞台をはじめに見ていたら、場面場所やら登場人物やらイマイチ分からなくて混乱してただろうな。
怪人役の男優さんは本当にオペラの人?だったのかな。出演者の中で一番良い声だった。腹の底から響く響く。ブロードウェイで一度本物を見てみたくなってしまった。
にしても、やっぱり気になるのはオペラ座の怪人自体のストーリーについて。
夢見がち、というかちょっと天然ボケが入ってるクリスチーヌ(しかも、その天然ボケは周囲の人間を必然的に不幸にする)。
パパの使わした音楽の天使…ってフツー考えたらありえねーだろ!!何故そこで簡単に信じる?!とか、ラウルと良い雰囲気になったと思ったら『あの声が私を呼ぶ…』とか何とか言って、怪人についていってしまうとか。
もし現代だったら、ラウルの立場の男は『はぁ?』だよなあ。それって二股って言うんじゃ…

会社の先輩に言ったら
『ストーカーの話でしょ?』

・・・・ええ、まあ・・……そうとも言う・・・・・